2008.04.27(Sun) 【あたたかい本】
こうふく みどりの
![]() | こうふく みどりの (2008/02/28) 西 加奈子 商品詳細を見る |
やるな。H図書館。
これからもどんどん新しい本入れてください。
「さくら」でファンになりました西加奈子さん。
大阪弁で、やわらかくシャープにリアルに、描くのがうまい人。
中学生みどりの家は女しかいない。
頼もしいばあちゃん、だるい空気のお母さん、
楽天的な出戻りの藍ちゃんとその子供4歳の桃ちゃん。
そして猫のカミさんホトケさん、犬のぽっくりさんに至るまで
みーんなメス。そして「男運がない」らしい。
▼つづき読む▼
家族っていう繊細で難しいテーマを、さらっと情熱的に描くのがほんとうにうまい。
家族ってすばらしい!って描いてるんじゃない。
どこにでもあるほのぼのとした舞台で、
実際は薄暗い部分がない訳のない家族という関係の描写がリアル。
ひとりひとりをつくる基本で、
温室のように守られていて、たまに牢獄のような場所。
歴史があって、想えば想うほど、とっても、愛しくて悲しい。
家族っていったいなんだ。
愛とエロスが切っても切れないように、
家族と性も、意外なようだけど絶対切り離せない。
20歳超えてもまじめな子供だった私は、
そういうことに対して「汚らしい!」と敏感に察知してしまい、
見なかったことにしたり指のスキマから見ているような人でした。
でも西さんの本を読んでいると、美しいんだな、と思えるようになった。
愛している人と愛し合えることって、なんて素敵なんだろう、って。
…はずかしいこと書いてますね。
でも、ほんとにそう思いました。





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